NTTコムウェア(松尾勇二社長)は7月1日、ブロードバンドに対応し情報端 末の制御を可能とする超小型Linuxサーバー「L-Box」を7日から販売開始する と発表した。予定販売価格は4万9800円。
新製品は、高さ119mm、幅68mm、奥行98mm、重さ267gと小型、軽量ながら、 イーサネット、RS-232C、PCMCIAカード、無線LANカードなどの各種インターフ ェイス端子を搭載したLinuxサーバー。
ADSLなどのブロードバンドに対応するゲートウェイ機能と、「L-Box」に接 続した各種情報端末を不正アクセスから守るファイアウォール機能を備え、IP v4/IPv6に対応する。低消費電力設計で発熱量を抑え、安心して常時利用でき る。OSにはオープンソースのLinuxを採用、利用者自身で周辺環境に合わせたO Sの拡張やアプリケーションソフトが開発できる。
同社は、01年10月に試作機を完成、実証実験を進めるなか、同製品の利用モ デルとして、
このほか、救急車で搬送中の患者の血圧、呼吸、脈拍や心電図、小型カメラ からの動画など、緊急時に必要なデータを標準化し、救急車と病院の連携を変 革する「モバイル・テレメディシン・システム」の実証実験の中核装置として も新製品を採用している。
主な販売先は、システムインテグレータやワイヤレス通信事業者などで、そ れぞれシステム構築、ワイヤレス環境構築の構成機器としての利用を見込んで いる。また、低コスト、省スペース、メンテナンスの容易性などの特徴から、 制御装置としてパソコンを利用している企業の取り替え需要も見込む。
同社では、直販やNTTコムウェアグループでの販売に加え、家電や携帯電話 の量販店などと販売代理店契約することで販売網を確立し、03年度内に1000台 の販売を目指している。
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