NTTドコモとNTTドコモグループ8社は5月27日、「FOMA」と「mova」のネットワークに両対応した携帯端末「FOMA N2701」(NEC製)を発表した。6月11日からオープン価格で販売開始する。月額300円のデュアルネットワークサービスにより、1つの呼出し番号でFOMAとmovaが利用できるのが最大の特徴。
ネットワーク設定は自動/FOMA/movaの3種類があり、ボタンで切り換えを行なう。自動の場合はFOMAが優先されるが、FOMA圏外の場合は自動的にmovaに切り替わる。メールやブラウザなどはFOMA/movaを問わず、同じ操作方法で使用できる。
またFOMA/movaの双方に音声通話/iモード(またはパケット通信)/メール/ツールの4機能を同時に利用できる「マルチタスク」機能などを備える。キー操作は360度方向に動く「ニューロポインター」を採用し、メニュー選択やiモードのゲームなどで、ポインターを自由に操作できる。
FOMA N2701 <グレー> 左:正面(オープン時) 右:背面(折りたたみ時) | |
本体の内側と外側に動画撮影が可能な2つのCMOSカメラを搭載、内側カメラは10万画素で約3.5倍までズーム可能。外側カメラは31万画素で2倍までのズームが可能。5段階の明るさ調節機能を持ち、いずれのカメラもライトを備えるため、暗い場所での撮影が可能。なおFOMAの場合、画像をパソコンにメール送信できるが、iショット機能には対応していない。
本体カラーはグレーとピンク、折り畳み時の寸法は幅51mm×高さ104mm×厚さ28mm。重さは約130g。ディスプレイは176×240ドット、最大65,536色表示の2.2インチTFD液晶を搭載する。連続通話時間はFOMAで最大130分、movaで最大120分。連続待ち受け時間は、FOMAの移動時が最大170時間、静止時が最大230時間。movaの場合は最大270時間となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」