インテルと新東京国際空港公団(NAA)は、成田空港施設内における無線LANインターネット利用の拡充に向けて、双方が協力体制を敷いたと5月7日発表した。
この協力体制により、NAAは無線LAN機能を搭載した約40台の体験用ノートパソコンを、成田空港の第1ターミナル、第2ターミナル内の各所に設置した。施設利用者がこれらパソコンを使って空港内の無線LANスポットから無償でインターネットに接続できるようにする。この体験用ノートパソコンの設置期間は2004年4月までの約1年間を予定する。
また、ノートパソコンを持参する利用者に対しては電源付きのパソコン用テーブルを用意する。ただし、こちらのサービスについては、国際ローミングサービス、クレジットカード決済による接続サービスなど、別途接続料金がかかる。成田空港ホームページへのアクセスについては、無料で提供するという。
空港施設内に設置したノートパソコンにはインテルのノートパソコン向け技術、インテルCentrinoモバイル・テクノロジを搭載する。インテルは同技術の普及を図るため、主な無線ネットワークサービス事業者や空港、ホテル、レストランチェーンなどと提携し公衆無線LANスポットの展開を促進しているが、今回のNAAとの協力体制はその取り組みの一環となる。
一方のNAAは、「e-エアポート構想」と呼ぶ空港のIT化を推進する取り組みを実施している。「今回の無線LANスポットの利用エリアの拡大とインターネット利用環境の向上はe-エアポート構想の一環」(NAA)とする。
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