米Cisco Systemsは28日、価格130ドルと低価格のVoIP電話、7902Gを発表した。高まりつつあるIP電話の需要を受け、米SpectraLinkなどライバルとの競争に備える。
電話回線にインターネットを利用するIP電話は格段に安いことから、大企業や技術に敏感なコンシューマは長距離通話を中心に同技術を使いはじめている。Ciscoはすでに、世界の約6000企業に150万台のIP電話を販売しているが、同社のルータなどの顧客の多くは、Cisco製IP電話の価格が高価なことから、他社製品のIP電話を選んでいる。
IP電話の平均価格は125ドルから135ドルといわれている。28日、同社のライバルSpectraLinkは2種類のワイヤレスIP電話を発表しており、オフィス向けのNetLink e340の価格は400ドルとなっている。
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