NTT東日本とNTT西日本は3月27日、ウォルト・ディズニー・ジャパン、ディーワンダーランドと戦略提携し、ディズニーのブロードバンドコンテンツサービス「DisneyBB on フレッツ」を開始すると発表した。その第1弾として7月より、ディーワンダーランドが開発した子ども向けコンテンツ「ディズニーワンダーランド」を開始する。
ディズニーワンダーランドは3歳から6歳までの子どもがいる家庭を対象としたブロードバンド専用コンテンツ。ディズニーがブロードバンド専用コンテンツを提供するのは、世界でこれが初めてとなる。
ディズニーワンダーランドでは、ユーザーはフィールド上を自由に歩き回り、ディズニーキャラクターと触れ合うことができる。子どもの成長に合わせた絵本やミニゲーム、数遊びなどのコンテンツも用意されているほか、子どもが遊んだ内容を親が確認できる「ワンダーレポート」や、子どもが利用するコンテンツを親がリクエストできる「ワンダーリクエスト」などの機能もある。
「ディズニーワンダーランド」 |
狙うはYahoo! BBへの巻き返し
今回の4社の提携は、ブロードバンドコンテンツの不足に悩むNTT東西と、安定した品質のコンテンツを提供したいディズニーの思惑が一致した形だ。また、ADSL事業でYahoo! BBに押されがちなNTT東西が、フレッツ網内のみで提供するコンテンツを充実させることで、ユーザーを囲い込もうとする狙いもある。将来的にはNTT東西がコンテンツ利用代金を回収代行するといった計画もあるという。また、ディズニーは今後このサービスを韓国などアジア諸国へ拡大していく方針だ。
「スターターキット」 |
ディズニーワンダーランドを利用するには、9,800円のスターターキットのほか、月額1,000円のサービス利用料が必要となる。ディズニーではこのサービスに関して、1年で損益分岐点となる10万人の会員数を目指している。
サービスの開始は2003年7月を予定しており、5月から先行予約を開始する。なお、2003年5月1日から6月20日の期間において、3000名のフレッツユーザーを対象に無料のプレサービスを提供する。3月29日から、ディズニーおよびNTT東西の公式ホームページにて募集を開始する。
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