NTTドコモ、腕時計型PHSを発売へ

永井美智子(CNET Japan編集部)2003年03月26日 17時42分

 NTTドコモは3月26日、腕時計型のPHSを開発したと発表した。

 現在同社の専用サイトで予約受付を開始している。なお、発売時期は近日としているものの、具体的な発売日時、価格については「ともに未定」(同社広報部)という。

 製品名は「WRISTOMO(リストモ)」。通常の通話機能のほか、同社のPHSメールサービスであるパルディオEメールをサポートし、最大全角3,000文字の送受信が可能。最大64kbps通信速度のウェブブラウジング機能も搭載しており、NTTドコモが提供しているプロバイダのmoperaを経由することでiモード対応のホームページなどが閲覧できる。

 また、PHSの位置情報を利用した「位置情報コンテンツ」に対応しており、ユーザーが現在いる場所の周辺情報に対応した各種コンテンツが利用可能。

右が通常の形。左がハンドセット型にした状態。
PHSデータ通信または専用のシンクロケーブルを使用することで、Microsoft Outlook上の連絡先や予定表とWRISTOMOの情報を同期させる機能も搭載している。

 なお、PHSとして通話する場合は、ディスプレイの上下にあるリストバンド開閉ボタンを押してハンドセット型として利用するほか、ハンドフリー機能を使うことで、腕時計のように装着しながら通話することもできるという。

 主な仕様は、サイズが高さ171.5mm、幅40.4mm、厚さ18.5mm。電池を含む質量は約113g。連続待受時間は約200時間、連続通話時間は約120分となっている。

NTTドコモのプレスリリース

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