NTTドコモは3月4日、認証タグ(RFID)やICカードなどの認証用デバイスと、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、表示モニタなどの表示デバイスを連携させ、高度な情報提供サービスを可能とする「マルチデバイスプラットフォーム」を開発したと発表した。
2003年4月に東京都港区にオープン予定の再開発地区、六本木ヒルズ向けに開発したもので、携帯電話端末を持つユーザーが、必要な時にその場に応じた適切な情報だけを簡単に取得できることを目指したという。
「これまでの“いつでも、どこでも、だれでも”利用できる携帯電話サービスを発展させ、時間、場所、個人を限定した“いまだけ、ここだけ、あなただけ”のソリューションを実現する」(NTTドコモ)
六本木ヒルズのオープンに先立ち、3月12〜20日に六本木ヒルズITショーケースを森ビルが開催するが、ここで一般の人に各種のサービスを体験してもらうという。
携帯電話、PDA、施設内に設置した表示モニタとRFIDタグ、ICカードなどの認証デバイスを組み合わせた7つのサービスをバーチャルに体験できるという。
これらのサービスには、RFIDタグの意思表示ボタンを押すと、詳細情報や商品予約/イベント参加申し込みなどが可能なサイトのURLを携帯電話にメール送信する「PDPクリッピングサービス」や、書籍にRFIDタグを装着し、大量の書籍の中から目的の書籍の位置や貸し出し状況を検索する「未来型ライブラリサービス」などがある。
NTTドコモでは今後、決済機能を盛り込むなどして同プラットフォームを発展させていくとしている。
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