NTT、NEC、古河電気、三菱電機の4社は10月24日、MPLS(MultiProtocol Label Switching)技術とGMPLS(Generalized MultiProtocol Label Switching)技術をシームレスに連携させることに、世界で初めて成功したと発表した。
今回の実験は、4社が参画しているフォトニックインターネットラボ(PIL)で実施されたもの。MPLSはIP網の通信品質を制御するための技術で、高度なIPサービス提供用ネットワーク技術として展開されている。また、GMPLSは次世代の高速大容量なフォトニックネットワークを構築するための新たな制御技術として注目されている。
今回、GMPLS網のルーティングとシグナリング技術を連携させることにより、MPLS網とGMPLS網という2つのネットワークをシームレスに接続することに成功。この結果、MPLSを用いた高度なIP網が導入された既存のネットワークに、その構成を変更することなく、次世代の高速大容量かつ柔軟なネットワークのスムーズな導入が可能になることが検証された。この実験では、国内企業の通信装置のみを用いた接続実験だったが、PILでは今後、海外企業の製品との接続検証も含めて検討していく方針だ。
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