NTTエレクトロニクスと沖電気は8月5日、光通信用デバイス事業で提携したと発表した。半導体プロセスを用いた光通信用デバイス事業に関して生産ラインの統合などを行なう。
光通信用デバイス市場では、光部品に対する市場からの価格低減要求が強いため、製品の高性能化に加えて、一層のコスト競争力の強化が不可欠だという。NTTエレクトロニクスと沖電気は、光通信用デバイス事業での得意分野が異なるため、相互補完が可能であると判断。設備能力の有効利用や共同開発により、製造コストの削減、設計期間の短縮および魅力ある製品ラインアップの充実が図れるとしている。具体的には、NTTエレクトロニクス茨城事業所内の生産ラインで、レーザダイオード、フォトダイオード、変調器およびそれらを含む複合機能デバイスのチップ製造を行なう。
また、相互OEMによる製品ラインアップの充実、新製品の共同開発を行い、両社の販売ルートを利用して販売力強化を進める。今後両社では、組立以降の生産の効率化、分業によるリソースの有効活用等について、幅広い視点から検討を進めるとしている。
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