C&W IDCがNTT東西の接続料改正案に対する意見書を提出

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年03月17日 15時47分

 ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC(C&W IDC)は3月14日、総務省によるNTT東西の接続料改正案について、同省に意見書を提出したことを明らかにした。

 同案には通信事業者がNTT東西に支払う加入者交換機接続料(GC接続料)と中継交換機接続料(ZC接続料)の値上などが盛り込まれていることから、C&W IDCではこの案に反対する立場をとるとしている。

 意見書の主な内容は以下の通り。

  • ZC/GC接続料は先進諸国中で最も高額:NTT東日本/NTT西日本の両接続料は、いずれも先進諸国のなかで最も高く、例えば今回提案されたZC接続料、5.36円/3分は英国の2.18円/3分に比べ約2.5倍も高い水準となっている。
  • ZC接続料値上げは競争に悪影響:小規模通信事業者に通常適用するZC接続料を値上げすることで、事業者間の競争に悪影響を及ぼす。新規参入も抑制される。
  • 利用者料金値上げの要因:接続料金改正案は直接的なZC接続料の値上げと、精算による結果的なGC接続料の値上げをもたらし、利用者料金の値上げにつながる。
  • 精算制度の不公平性:通信量減少によって通信事業者には接続料の追加払いが求められ、NTT東日本/NTT西日本には通信料を増加させようという動機が失われる。不公平かつ競争抑制的な制度である。

C&W IDCのリリース

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