Motorolaが特許侵害をしたとしてAppleが同社を提訴した件で、米国際貿易委員会(ITC)が正式に調査を開始することになった。
ITCは米国時間11月23日、Appleが10月29日にMotorolaを相手取って提出した訴状を調査すると発表した。この訴えはAppleのMotorolaに対する2件の訴訟からなり、Motorolaの「Droid」「Droid 2」「Droid X」をはじめとするスマートフォンならびに関連ソフトウェアの販売が、Appleの複数の特許を侵害していると主張するものだ。
AppleはMotorolaに対する2件の訴訟のうち1件で、タッチスクリーンが指の接触を検出する方法について定めた米特許第7479949号を挙げている。こちらの訴訟ではほかに第6493002号および第5838315号という2件の特許が対象となっており、いずれもグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の要素に関するものだ。もう1件の訴訟では、第7812828号、第7663607号、第5379430号を対象とし、同様にタッチスクリーンとGUI向けの技術が焦点となっている。
AppleはITCへの訴状で、具体的には米国に輸入される製品の特許侵害について定めた1930年米国関税法337条をMotorolaが侵害したと主張している。AppleはITCに対し、排除命令および停止命令を出し、当該機器の輸入を中止させるよう求めている。
今回の訴訟は、Motorolaが10月初め、Appleが無線通信に関する18件の特許を侵害しているとして同社を提訴したことが発端となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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