内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)と総務省は10月31日、アジア太平洋経済協力(APEC)域内でのセキュリティ意識啓発を推進する「APECサイバーセキュリティ意識啓発の日」を制定したと発表した。沖縄県名護市で開催されたAPEC電気通信・情報産業大臣会合でイベントを実施し、今後は毎年実施する。
2010年は、APECサイバーセキュリティ意識啓発の日にかかわる行事として、APEC加盟エコノミー(国)により採択された公式ロゴや、一般ユーザーがインターネットを安心・安全に利用する上で推奨される情報セキュリティ対策5カ条(サイバーセキュリティトップティップス)を作成し、公開した。
サイバーセキュリティトップティップス(仮訳)は、「強力なパスワードを使用し、安全に管理しましょう」「セキュリティ対策ツールを使用し、更新を忘れないようにしましょう」「重要なファイルはバックアップを取りましょう」「あなたがネット上で誰とやりとりしているのかを知っておきましょう」「オンラインでは常に注意を払いましょう」の5カ条となる。
また、エコノミーごとに独自の取り組みも実施された。日本は、APEC電気通信・情報産業大臣会合で、「APECサイバーセキュリティ意識啓発ポスター展示イベント」を韓国と共催し、10エコノミーから計24枚のサイバーセキュリティ意識啓発にかかわるポスターを展示した。
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