ディー・エヌ・エーは11月1日、2011年3月期第2四半期(2010年7月1日〜9月30日)の連結業績を発表した。売上高は270億8500万円(前年同期比216%増)、営業利益は136億2400万円(同342%増)、経常利益は134億1000万円(329%増)、純利益は76億3800万円(345%増)だった。
売上拡大に貢献したのは、ソーシャルゲームのアイテム課金などに代表されるソーシャルメディア事業。売上高270億8500万円のうち、232億300万円をこの事業が占めた。
運営するソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「モバゲータウン」は9月時点の会員数が2167万人だった。30代のユーザーが新規に登録しており、年齢構成は10代が24%、20代が41%、30代が35%となった。年代別の月間利用額(ARPU)は10代を100とすると、30代以上は830。30代ユーザーの増加が収益拡大に貢献している。
ソーシャルゲームはサードパーティーが開発するオープンゲーム、自社開発の内製ゲームともに好調だった。オープンゲームの提供パートナー数は241社、タイトル数は10月22日時点で567となっている。オープンゲームで1日に消費されるモバコイン(モバゲータウンで使われる仮想通貨)は2010年1月を100とすると、9月は1876まで伸びたという。
10月7日に正式サービスを開始したPC向けソーシャルゲームサービス「Yahoo!モバゲー」は10月28日時点で84万人の会員を集めた。登録者の年齢構成比は10代が15%、20代が29%、30代以上が56%と、当初の狙い通りモバゲータウンよりも高い年齢層の獲得に成功している。DeNA代表取締役社長兼CEOの南場智子氏は「ユーザーの反応を見ると可能性を確信させる滑り出しになっている。改善すべきところが残っており、まだまだ拡大できる」と期待を寄せた。
2011年第3四半期連結業績は売上高810億円、営業利益395億円、経常利益393億円、純利益220億円を見込んでいる。
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