マカフィーは10月27日、世界で最もリスクの高いウェブドメインを調査した年次報告書「危険なWebサイトの世界分布 2010」を発表した。調査は同社が毎年実施しており今回で4回目となる。
報告書によると、.com(31.3%)と.info(30.7%)が最もリスクの高いトップレベルドメインであるという。また、同社が分析した2700万のウェブサイトのうち6.2%にはセキュリティリスクがあるといい、これは2009年の5.8%から増加している。
国別ドメインをみると、日本(.jp)の総合危険度は0.1%と、2年連続で最も安全な国別ドメインとなっている。一方、最も危険度が高いと評価された国別ドメインは、ベトナムの.vnドメインで2009年の39位から1位へと急浮上。2009年に危険度1位だったカメルーン(.cm)は依然2位にランクインしており、「サイバー犯罪者が.comのタイプミスを悪用して悪意あるサイトへ引き続き誘導しているため」と同社では分析している。
このほか、2008年と2009年に2年連続で危険なドメイン上位5位にランクインしていた、西サモア(.ws)と中国(.cn)は安全性が大きく向上している。
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