米ヤフーとマイクロソフト、米国とカナダで有料検索の「adCenter」への移行を完了

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:編集部2010年10月28日 07時16分

 Microsoftと米Yahooは米国時間10月27日、両社は米国とカナダにおいて、Yahooとそのパートナーサイト上の有料検索をMicrosoftの「adCenter」ツールに移行したことを明らかにした。

 両社は共同声明で、「27日から、米国とカナダにおける『Bing』と『Yahoo!』、パートナーサイトおよびパブリッシャーネットワークのすべての有料検索広告がadCenterを利用することになった」と述べた。これは、市場を主導するGoogleに対抗するために協力することを目的とした両社の10年間に及ぶ大型提携の一環である。

 両社は2010年10月末までに完了することを目標としていたが、非常に重要な年末商戦期に業務で影響がでないよう、完了時期を遅らせる可能性も示唆していた。

 「Yahoo!とMicrosoftは、来るべきホリデーシーズンの間のパブリッシャーや広告主のエクスペリエンスの質を維持することに最大の焦点を当てて、何カ月ものテストと共同作業を経て移行を完了した」と両社は述べた。

 Yahooは、オーガニック(無料)検索のBingへの移行を2010年8月に完了している。

 両社はさらに、10月末までにYahooのモバイル検索広告をMicrosoftのエンジンに移行する計画である。

 世界的な移行にはさらに時間がかかる予定で、完了は2012年初頭以降になることが予測されている。オーガニック検索については、両社はスペイン語圏の中南米地域の移行を2011年第1四半期に予定している。有料検索については、対象となる最初の国は、英国、フランス、アイルランド、インドになる予定で、時期は第2四半期の予定となっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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