「Oracle WebLogic Server」ユーティリティに脆弱性

 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)とJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月13日、米Oracleが提供する「Oracle WebLogic Node Manager」に設定ファイルを指定される脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

 Oracle WebLogic Node Managerは、アプリケーションサーバソフト「Oracle WebLogic Server」用のユーティリティ。10.3.3以前のバージョンに、リモートの第三者によってUNC Pathによる設定ファイルの指定が可能な脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、リモートの攻撃者に任意のコマンドを実行される可能性がある。

 Oracleは10月13日現在、この脆弱性への対策方法を公開していない。JVNでは、ファイアウォールの設定でNode ManagerからのUNC Pathの使用を制限すること、Node Managerサービスへの接続を制限することで、脆弱性の影響を軽減できるとしている。

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