モバイル広告への新規参入企業の1社が、急速に成長している。
Bloomberg BusinessWeekは米国時間9月27日、2010年末に向けてのモバイル広告業界の展望に関する予測を発表した。それによると、わずか数カ月前に参入したばかりのAppleの「iAd」が、GoogleやMicrosoftといったモバイル広告主要企業のシェアを奪うことになるという。
IDCによると、Appleは2010年末時点で、モバイル広告市場の21%のシェアを占める見通しであるという。その割合は、2009年の27%から21%にシェアを減少させる見込みのGoogleと同じになる予定である。Microsoftのシェアは、2009年の10%から2010年は7%に減少する見込みで、Yahooは12%から9%に減少、Nokiaは5%から2%に減少する見込みである。IDCの予測によると、米国におけるモバイル広告は、2009年から倍増して5億ドルに達する見込みであるという。
Googleのシェアは、同社が2010年に買収したAdMobのシェアを合算したものだが、同社はモバイル広告分野におけるAppleの急速な成長を不安視していないらしく、「シェアを減少させているとすれば、それはこの市場がこれまでにないほどの速さで成長しているからである」と述べている。つまり、全体的なシェアは減少していても、同社は事業を拡大しており収益を上げていることを示唆している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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