サイバーエージェント子会社で、行動ターゲティングを利用した広告配信サービスを提供するマイクロアドは8月3日、国内市場の調査をもとに試算した2009年の行動ターゲティング広告の市場規模を発表した。
マイクロアドの試算によれば、新たに誕生したアドネットワークの多くが独自の行動ターゲティング広告商品をリリースし、行動ターゲティング広告の普及が進んだこと、特定のユーザーだけに広告を配信するオーディエンスターゲティングの本格的な普及が始まったことなどにより、2009年の国内の行動ターゲティング広告市場は155億円となった。
今後の行動ターゲティング広告の市場規模については、大手ポータルや検索エンジン事業社のアドエクスチェンジ(広告枠取引)プラットフォームを利用した大手アドネットワークの行動ターゲティング市場参入が予想されること、モバイル端末やスマートフォン端末での市場活性化が予想されることから、2010年が230億円、2011年が350億円、2012年が520億円、2014年には800億円に成長すると予測している。
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