IBMは、同社従業員約40万人の使用する標準ブラウザとして「Firefox」を選択した。IBMのSoftware GroupでオープンソースとLinuxを担当するバイスプレジデントBob Sutor氏が米国時間7月1日にブログ投稿で明らかにした。
Sutor氏は、「すべてのIBM従業員が標準ブラウザとしてFirefoxの使用を求められる予定だ。Firefoxは企業で利用するための準備が整っており、われわれはこれを自分たちの事業で採用するつもりだ」と述べている。同氏によると、IBMは新規コンピュータへのFirefox導入、従業員に対する同ブラウザの教育、IBMと連携するベンダーに対する同ブラウザ導入の推進を進めていくほか、自社ITインフラでの増加するクラウドコンピューティングの使用に同ブラウザを活用する予定だという。
Firefoxと同様、「Opera」や「Google Chrome」もWindows、Mac OS X、Linuxで利用可能となっているが、IBMはFirefoxの独立性に興味を示しているとSutor氏は述べる。「Firefoxはオープンソースであり、開発スケジュールは、1つの商業団体ではなく開発者コミュニティーによって管理されている」(Sutor氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」