フリービットは6月28日、ネット広告事業を手掛けるフルスピードを連結子会社化することを目的に、株式の公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。
買付予定数の上限は普通株式7万2204株で、フルスピードの議決権数の50.10%にあたる。買付価格は1株あたり2万9000円。これは6月25日終値2万6000円に対して11.54%のプレミアム。買付総額は20億9300万円になる。買付期間は6月29日〜7月27日。フルスピード筆頭株主(持ち株比率は48.86%)で同社代表取締役社長の芳賀麻奈穂氏は、TOBに賛同するとしている。
フリービットは、フルスピードを子会社化することで、既存ビジネスの改善と新規投資事業の伸長を図る。具体的には、(1)「ServersMan」による広告サービスとネット家電向け広告サービスの確立、(2)ISP関連事業への広告ビジネスモデルの導入とISPユーザーの獲得手法の改善、(3)中小企業向けクラウドサービスの販路拡大、(4)両社のISP関連事業の融合によるシナジー――の4点を挙げている。
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