総務省は6月16日、2008年度のテレビやネットなどをはじめとするメディアを介した情報の流通量と消費量を示す「情報流通インデックス」(PDF形式)を公表した。情報流通インデックスは流通情報量と消費情報量からなる。
流通情報量は、メディアを通じて受信者まで届けられた情報のデータ量で、ネット上のブログの記事更新をはじめ、電話による音声通話、テレビ放送、郵便物、出版物なども含まれる。一方の消費情報量とは、流通情報のうち受信者が消費した情報量を指す。
総務省の情報通信政策研究所による計量の結果、2008年度は、流通情報量が7.12×10の21乗ビット、消費情報量が2.92×10の17乗ビット。1日あたりDVDに換算すると、流通情報量が約2億7000万枚、消費情報量が1万1000枚に相当する。前年度比では、流通情報量が19.5%、消費情報量が6%の伸び率を記録した。
一方、メディア別の内訳では流通情報量、消費情報量ともに「放送メディア」がそれぞれ98.7%、71.1%と大半を占める。しかし、流通情報量の0.6%、消費情報量の14.1%を占めるネットの伸びが突出しており、前年度比ではそれぞれ22.2%、55.6%増加した。
情報通信政策研究所は、過去30年間国内の情報流通量を「情報流通センサス」として計量してきており、それに代わる情報流通量指標として情報流通インデックスを作成した。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」