シスコ製のビル設備管理システムに脆弱性--任意に操作される可能性も

 独立行政法人情報処理推進機構 セキュリティセンター(IPA/ISEC)と一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月3日、米Cisco Systemsが開発しているビル設備管理システム「Cisco Network Building Mediator(NBM)」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

 脆弱性が確認されたのは、「Mediator Framework 3.1.1」より前のバージョンで、このソフトウェアを搭載している「Richards-Zeta Mediator 2500」「Cisco NBM-2400/4800」が影響を受ける。これらには権限の昇格や情報漏洩など複数の脆弱性が存在し、悪用されるとリモートの攻撃者にシステムを任意に操作される可能性がある。

 Cisco Systemsでは、これらの脆弱性を解消する最新版を公開しており、該当するユーサーはアップデートするよう呼びかけている。

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