Intelが米国時間7月15日の証券市場の取引終了後に、予想を上回る2015年第2四半期決算を発表した。
Intelは、第2四半期の純利益は27億ドル(1株あたり55セント)だったと報告している。
非GAAPベースの利益は1株あたり55セント、売上高は前年同期比5%減の132億ドルだった。
とはいえ、ウォール街では1株あたり利益は50セント、売上高は130億4000万ドルと予想されていた。
Intelの最高経営責任者(CEO)であるBrian Krzanich氏は、今回の決算はメモリとデータセンター、モノのインターネット(IoT)の3部門の成長によるものだとしいる。これら3部門を合わせると、営業利益の70%以上を占めたという。
また、これらの部門は、苦境が続くPC分野の穴埋めにもなっている。
データセンター部門の売上高は前年同期比10%増の39億ドルで、IoT部門の売上高は前年同期比4%増の5億5900万ドルだった。
下降傾向を示している部門を見ると、ソフトウェアおよびサービス部門の売上高は前年同期比3%減の5億3400万ドルとなり、クライアントコンピューティンググループの売上高は前年同期から14%減って75億ドルだった。
Krzanich氏は事前に用意された声明で次のように付け加えている。「『Skylake』やMicrosoftの『Windows 10』、新しいOEMシステムのリリースにより、2015年後半には、クライアントコンピューティングに刺激がもたらされると期待している」
Skylake(開発コード名)は、Intelが開発している第6世代のPC向け「Core」プロセッサで、2015年下半期に投入が予定されている。
2015年第3四半期については、ウォール街は、非GAAPベースの利益が1株あたり56セント、売上高が141億ドルになると予想している。
Intelはこれに対し、第3四半期の売上高の予想を143億ドル(プラスマイナス5億ドル)としながらも、通期の売上高は前年比で約1%減になる見通しだと警告している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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