Twitter、ソーシャルデータ企業のGnipを買収

Don Reisinger (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年04月16日 06時57分

 ソーシャルネットワークTwitterが、ソーシャルデータの収集、整理、共有を専門とする企業Gnipを買収した。

 Twitterは米国時間4月15日、同社ブログでこの買収を発表し、この動きが、開発者や企業の用途に対する「より洗練されたデータセットと、より優れたデータエンリッチメント」の提供につながるだろうと述べた。おそらくさらに重要なのは、Twitterがこのデータを用いてブランドや企業に対する同社の訴求力を強化し、収益を増加させる方法を見つけることを同社に求める株主らを満足させようと試みる可能性が高いということである。

 2008年創設のGnipは、Twitter初のデータ収集提携企業だった。同社のサービスは、Twitterユーザーによる公開ツイートを収集し、それらを理解可能なデータセットにまとめ、世界中の企業や組織に提供するというものである。データは研究調査に使用される場合もあれば、広告戦略のバックボーンとして用いられる場合もある。Gnipによると、創設以来の処理ツイート件数は2兆3000億件にものぼるという(ちなみに、Twitterにおける1日あたりのツイート数は5億件を超える)。

 GnipはTwitter以外にも、FoursquareやTumblrなど多数の情報源からのデータも分析している。これらのサービスにおけるデータ収集が継続されるかどうかは明らかではない。Gnipは、「Twitterとともに新しいサービス」を提供する計画だとだけ述べている。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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