Twitter、ソーシャルテレビ分析のBluefin Labsを買収か

Daniel Terdiman (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年02月05日 10時48分

 Twitterが、ソーシャルテレビ分析を手がけるBluefin Labsを買収したとBusiness Insiderが報じている。同社にとってこれまでで最大規模の買収案件だという。

 Bluefinは、人々がテレビを視聴しながらソーシャルメディアを利用する方法について、メディア企業の理解を支援することを専門としている。


Bluefin Labsのウェブサイトに掲載された画像。どのSuper Bowlコマーシャルが最も効果が大きかったか、またその理由を表しているという。
提供:Bluefin Labs

 Business Insiderは以下のように書いている。「Twitterがソーシャルテレビ分野に進出することは、非常に理にかなっている。同社は2012年秋、新しいテレビ部門トップを雇用している。そして、人々がテレビを視聴する行為とそれらの番組についてツイートする行為の間には、強い相関関係がある。米国時間2013年2月3日夜のSuper Bowlを見ればそれが分かる。長時間の停電が発生したおかげで、2013年のSuper Bowlはこれまでに放送された番組の中で最もソーシャルなイベントになった」

 Bluefinは現在、同社のウェブサイト上で、3日夜のSuper Bowlに関する報告書を以下のように宣伝している。「広告にとって最も重要なこの日、どのコマーシャルがソーシャルカンバセーションを巻き起こすのに成功し、どのコマーシャルが失敗したのか。われわれの詳細な報告書は、Super Bowlコマーシャルに関するソーシャルカンバセーションを分析している。誰が勝者で、誰が敗者だったのか。そして、その理由は何だったのか」

 そうした情報に関して踏み込んだ分析結果を得られることは、間違いなくTwitterにとって有用だろう。なぜなら、Twitterはメディア企業としての側面を強化しようとしており、ブランドやテレビネットワークと密接に連携することで広告収入を増やそうとしているからだ。Bluefinは、「ブランドや代理店、テレビネットワークがテレビ番組およびコマーシャルに関する視聴者のコメントを利用して、洞察力や売り上げ、メディア買収を強化する」方法について一流の分析を提供することで、この分野のリーダーになることを目指してきた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]