ブロガーを巻き込んで展開された「Google Chrome」ブラウザの宣伝活動が有料リンクに関するGoogleのガイドラインに違反したとして、「browser」と検索した際のChromeページの表示順位が下げられている。
米国時間1月3日現在、Googleの検索結果の上部にChromeの広告はなく、Chromeページへのリンクも最初の検索結果ページのどこにもない。このニュースを最初に伝えたSearch Engine LandのDanny Sullivan氏によると、Chromeのページは50位にランクされているという。
Search Engine Landによると、Googleは声明で「われわれは調査の結果、少なくとも60日間にわたってwww.google.com/chromeの表示順位を落とし、このサイトのPageRankを下げるため、手動の措置をとることにした。Googleはこのキャンペーンを許可しておらず、またウェブマスター向けガイドラインへの違反は他には見当たらないものの、Googleはより高度な基準に添うようになるべきだとわれわれは考えている。そのため、一般のウェブサイトよりも厳しい措置をとった」と述べているという。
この降格は、King Arthur Flourを題材にしたGoogleの宣伝ビデオのプロモーションとして、ブロガーがChromeに関連する低品質のコンテンツを投稿していたことが分かったことを受けたもの。記事のうち少なくとも1つに、検索結果の上昇につながる形で、Chromeのダウンロードページにリンクがはられていた。検索結果の操作につながるリンクの売買はGoogleのガイドラインに違反している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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