Steve Jobs氏の伝記の著者であるWalter Isaacson氏は、「60 Minutes」のSteve Kroft記者のインタビューに応じた。同氏はJobs氏の家族の写真を「iPad」で見せながら、Jobs氏と家族について語った。
インタビューでは家族と休日を過ごす様子や自宅での様子、Laurene Powellさんとの結婚式、父親と写る赤ん坊の頃の写真などが紹介され、これまでほとんど知られていなかったJob氏の一面を垣間見ることができる。
Jobs氏は1991年に、投資銀行に勤めていたLaureneさんと結婚した。Isaacson氏は、Jobs氏が妻との出会いや結婚について次のように語ったと述べた。「彼らは1年間にわたって断続的に交際していた。例によって、Jobs氏との関係はどんなものでも多少慌ただしくなる。しかし、Jobs氏はわたしに、『大変だったが、最終的には、ともに生きるにふさわしい人と出会ったことに気が付くものだ』と言った」(Isaacson氏)
LaureneさんとSteveとの間には、Reedさんを筆頭に3人の子がいる。Jobs氏の長子であるLisaさんは、1978年に、Jobs氏と当時の交際相手だったChrisann Brennanさんとの間に生まれた。Jobs氏は長年にわたって自分の子として認知するのを拒んでいたが、Lisaさんは高校生のころには、Job氏とLaureneさんとともに暮らすようになっていた。
Jobs氏の病気が悪化するにつれて、Jobs氏の子どもたちはIsaacson氏に父親のことを話す時間を望むようになった。「Reedは父親をとても敬愛していた。わたしがこの本に取りかかり始めたとき、Reedはわたしに会いに来て、『散歩をしよう』と言った。Reedの父がやりそうなことにそっくりだった。そしてこう言った。『わたしの父について、他人に対して乱暴だとか冷酷だという話を多く聞くことになるだろうと思う。でも、父は製品に本当に気を配っており、単に金をもうけたり優れたビジネスマンになったりしようと躍起になっていたのではなかったということを、あなたに知ってほしい』」(Isaacson氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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