10月14日にソフトバンクモバイル(ソフトバンク)とau(KDDI)から「iPhone 4S」が発売された。販売当日は両社による記念セレモニーが開催されたほか、アップルストア銀座には800人の行列ができるなど賑わいを見せた。また、ソフトバンクによるiPhoneの独占販売体制が崩れたことでも話題になった。
iPhone 4Sの発売を受け、CNET Japanでは10月5日から「CNETどっち?」で、どちらの通信事業者のiPhone 4Sを契約するかを質問した。結果は、10月17日15時時点でソフトバンクが102票、auが92票となり、ほぼ拮抗している。投票したユーザーのコメントからそれぞれの通信事業者を選んだ理由にいくつかの特徴が見られたので紹介する。
まずは、ソフトバンクに投票したユーザーのコメントを見てみよう。端末価格や通信料金が発表される10月7日までは、2008年からiPhoneを販売してきた同社の実績や、10万カ所を超えた「ソフトバンクWi-Fiスポット」など電波改善への取り組みを評価する声が多い。
また、料金が発表された10月7日以降は、「通話とデータ通信が同時にできる」ことを評価するコメントが圧倒的に増えている。これはソフトバンクモバイルが料金を発表した際に、auのiPhone 4SはCDMA方式を採用しているため「通話とデータ通信が同時にできない」と説明したことが少なからず影響したと思われる。
そのほか、10月5日に亡くなったスティーブ・ジョブズ氏へ哀悼の意を表したソフトバンク代表の孫正義氏の人柄を評価するコメントや、これまで使用していたiPhoneからそのまま機種変更するというコメントが見られた。一方で、これまでAndroid端末に注力していたKDDIがiPhoneを発売することに対する厳しい声も挙がっていた。
続いてauに投票したユーザーのコメントを見てみると、大半がauの「通信回線」を評価する内容となっている。特に多かったのが、ソフトバンクと比べてauは「地方でもつながる」という声だ。
また、もともとソフトバンクのiPhoneを使っていたが、同社の電波の状況に「うんざりした」ため、auに乗り換えるというコメントも多く見られた。従来からauを携帯端末を使っていたため、そのままau版のiPhone 4Sを契約するという声も多かった。
◆iPhone 4Sがソフトバンクとauから発売
iPhone 4S発売でアップルストア銀座に800人の列--3日並んだ猛者も
iPhone 4S発売で孫社長しんみり「Steveの作品を慈しみましょう」--およそ200人の列
KDDI社長iPhone販売に強気--SBMとネットワーク比較で自信
ソフトバンク、iPhone 4Sの販売を再開--システム復旧
ソフトバンク、iPhone 4Sの販売を一時ストップ--登録システムの不具合で
au、iPhone 4S発売によるシステム不具合なし--MNPは「確認中」
auのiPhone初売--KDDIデザイニングスタジオの状況
ソフトバンクiPhone 4S発売--表参道店の状況
iPhone 4S発売--Apple Store銀座の状況
哀悼:スティーブ・ジョブズ
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