ソーシャルリクルーティングは9月26日、2012年度および2013年度卒業予定の就職活動生を対象に実施した「就職活動におけるFacebookの利用動向に関する調査」の結果を発表した。
調査によれば、Facebookを使った企業の採用担当者や社会人との交流について、49%の学生が「ぜひ交流したい」、45%が「機会があればぜひ交流したい」と考えていることがわかった。その理由としては「大学や企業の説明会では得られない社員や企業の日常がFacebookに投稿されているから」「エントリーシートや面談以外の方法で企業に自分を見てもらうチャンスが増えるから」といった意見があった。
また、企業の採用担当者などから友達申請が来た場合、「絶対に承認しない」と回答した学生はわずか3%で、ソーシャルメディア上での企業とのコミュニケーションに対して非常に前向きであることがわかった。
ソーシャルメディアを使って採用活動を展開する企業については、「採用においてコミュニケーションを重視していると感じる」「時代の変化を正確に捉えた柔軟な組織だと感じる」「学生のことをちゃんと見ようとしている姿勢に好感を持てる」といった声が挙がり、86%の学生が「好感を持っている」と回答した。
就職活動に関する情報をどこで収集しているかを複数回答可で質問したところ、「ソーシャルメディア」と答えた学生は28%だった。また、「友達との会話や口コミ」と答えた学生は27%、「大手ナビ(サイト)」と答えた学生は31%だった。
同調査は8月30日から9月6日にかけて、TwitterおよびFacebookによるインターネット調査、各大学での実地調査によって行われた。有効回答数は322名。
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