ネットレイティングスは8月31日、ニールセン・ネットレイティングスが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2011年7月のデータを発表した。
調査によると、ピクシブが運営するイラスト特化型ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「pixiv」の利用者数が390万人を突破したことがわかった。
pixivは、イラストの投稿、閲覧を通してユーザー同士が交流できるのが特徴のSNS。利用者数は増加傾向が続いており、7月時点での訪問者数は399万人となった。
利用者1人あたりの月間訪問回数は6.95回、月間利用時間は115分、月間ページビューは306で、いずれも高い値を示している。特に利用時間とページビューは、国内大手SNS「mixi」の利用時間106分、ページビュー182や、ブログサービス「Ameba」の利用時間40分、ページビュー78を上回る結果となった。
また、訪問者構成を属性別に見ると、2~19才の訪問者が21.4%、20から29才の訪問者が27.0%で、インターネット全体の訪問者構成(2~19才:14.0%、20~29才:15.0%)と比較して、30才未満の訪問者の占める割合が高くなっている。
ネットレイティングスのアナリストである西村友博氏は「特定の趣味嗜好に特化したSNSは、その分野で非常にロイヤルティの高いユーザーを獲得できる可能性がある。mixiやFacebookなどの大手SNSがより汎用的な機能拡張をする中、pixivはほぼイラストのみにサービスの内容を特化したことで、イラスト愛好家の交流の場として支持を得ているようだ」と述べている。
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