Appleは、ユーザーが一度購入した楽曲を無制限にダウンロードできるようにするために、音楽レーベル各社と交渉中であると報じられている。
Bloombergは米国時間3月4日、「同計画に詳しい情報筋」の話として、この交渉が合意に達した場合、ユーザーは購入した楽曲に対し、自分の「iTunes」アカウントに関連付けられているすべての機器からアクセスできるようになると報じている。つまり、交渉が成立すれば、ユーザーは、iTunesアカウントを介して購入した楽曲のオンラインバックアップへのアクセスを与えられることになる。
Appleと交渉中であると報じられているのは、Universal Music、ソニー、Warner Music、EMIなど。
Bloombergの同記事は、Appleが「MobileMe」の保管場所としての機能を強化し、ユーザーのコンテンツをよりアクセスしやすいものにすることにより、ユーザーがさらに多くの自分のコンテンツをオンラインに保存できるようにしたいと考えているというこれまでの報道に通じるものである。
Bloombergは、Appleと音楽レーベル各社によるこの動きは、ますます人気が高まっているPandoraなどのオンラインサービスの勢力を抑制するための手段にもなると推測している。
Appleがクラウドに配置したいと考えるメディアは音楽だけではない。2010年には、Apple幹部らがビデオなどのコンテンツ用のクラウドサービスの構築を検討していると、映画業界の複数の情報筋が米CNETに伝えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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