リンクシェア・ジャパンは5月14日、5月1日付けでトラフィックゲートと合併した新会社に関する経営方針と事業戦略を発表した。
合併後のリンクシェア・ジャパンでは、アフィリエイトサービス「リンクシェア」(約40万サイト)、「TGアフィリエイト」(約20万サイト)、「楽天アフィリエイト」(約500万サイト)で相互送客が可能になる。これらのアフィリエイト広告を介した物販の流通総額は約4000億円にのぼるといい、「国内ナンバーワンのアフィリエイトプロバイダーになる」とリンクシェア・ジャパン代表取締役共同社長の小宮山晋太郎氏は説明する。
小宮山氏は経営方針について、「リンクシェア・ジャパンの運営ノウハウとトラフィックゲートのコンサルティング力を融合するとともに、楽天や三井物産、LinkShareのリソースを最大限活用する」と述べている。
リンクシェア・ジャパンは事業戦略として、各アフィリエイトサービスを連携させて、アフィリエイトネットワーク規模の拡大を図る。具体的な取り組みとして、現在、独自のプラットフォーム上で運用しているTGアフィリエイトと楽天アフィリエイトをLinkShareのプラットフォームに統合する。
また、同社取締役共同社長の津田圭吾氏は、グローバル展開を見据えてLinkShareが運用する米国や英国で開発するアフィリエイトツールやローカルシステムを共用し、各国のビジネス習慣に合わせたプラットフォームを構築するとしている。リンクシェア・ジャパンは2011年度からアジア各国へアフィリエイトサービスを展開する予定だ。
このほか、各アフィリエイトサービスのIDを共通化して横断的にアフィリエイト活動をできるようにするほか、アフィリエイトを軸にトラッキング技術やデータベース技術を使ったマーケティング分野との連携など、サービス領域の拡大を図る。
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