Googleがまた新たな企業を買収した。今度は、英国を拠点に画像検索を手がけるPlinkだ。
Plinkの共同創設者Mark Cummins氏とJames Philbin氏は、英国時間4月12日のブログ投稿で今回の買収を明らかにした。同社が正式にスタートしてからまだ4カ月しかたっていないことを考えれば、とりわけ「エキサイティングなニュース」だと両氏はこの買収を歓迎している。
PlinkがGoogleの目に留まった理由は、Plinkが開発した「Android」向けアプリの「Plink Art」にあるようだ。このアプリは、ユーザーが絵画の写真を撮ってアップロードすると、Plinkがその絵画と作者を特定し、詳しい情報をユーザーに送信するというものだ。また、ユーザーはスマートフォンを利用してその絵画を他のユーザーと共有できる。Plink ArtはAndroidユーザーの間で大ヒットしているようで、Plinkによればわずか4週間で5万回以上ダウンロードされたという。
Plinkの両共同創設者は、今後もPlink Artを利用できるようにすると強調しているものの、これ以上のアップデートは行わず、Googleが開発しているAndroid向け画像検索アプリ「Google Goggles」に力を振り向けるようだ。Google Gogglesはすでに公開されているがまだ開発途上にあるため、GoogleはCummins氏とPhilbin氏の才能を活かして新しい特徴や機能を追加したいと考えているようだ。
Plinkの両共同創設者は、ブログの中で次のように述べている「今日のビジュアル検索エンジンはそれなりにかなりクールなことができるが、まだまだ開発の途上にある。われわれは、Gogglesのチームに協力して、絵画や本の表紙だけでなく、身の回りにあるすべてのもので利用できるビジュアル検索エンジンを開発したいと願っている」
買収の詳細については、買収額も含めて明らかにされてない。
GoogleによるPlinkの買収は、企業買収を加速させているGoogleにとって最新の買収事例にすぎない。Googleの最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏は2009年9月、Reutersの取材に対して、経済の停滞後のビジネスを加速させる試みとして、1カ月に1社のペースで買収を行うつもりだと語っていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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