米国時間4月4日午後4時21分(太平洋夏時間)更新--読者から連絡があり、Wozniak氏が開店時間前に「iPad」を手に入れたというのは事実ではない、というご意見をいただいた。カリフォルニア州クパティーノに住む学生のPyRo1509(「Twitter」のハンドル名)氏は、「一晩中私はWozniak氏と一緒だった。列に割り込んだりはせず、私と同時にiPadを手にした。発売2時間前ではない。すでに『iPhone 3G』は持っていた」と書いている。一晩中だって?おやおや。
Appleが「iPad」を発売した4月3日、同社の共同設立者Steve Wozniak氏は非常に目立つ新しいやり方で、またもや購入者の列に割り込んだのだろうか。
Wozniak氏は先日、自分用に2台のiPadを注文したことを明らかにしていたから、iPadを受け取るため行列に並ぶ手間を本当に惜しんだのかと筆者は疑問に思った。同氏はこれまでにも、主要なApple製品の発売日に、列を作っている人々が自分を割り込ませてくれるように仕向けたと批判されている。
そのため筆者は、米CNET Newsの読者で、カリフォルニア州サニーベールに住む「FreeBSD」の開発者Randi Harper氏が3日、「Twitter」に寄せた書き込みを見て我慢ならなくなった。「Woz(Wozniak氏)とiPadをめぐる噂は本当だった。カリフォルニア州サンノゼにある『Valley Fair』ショッピングモール前で、(開店)2時間前の午前7時、Appleの袋を持ち『Segway』に乗った同氏が、われわれの先の方へと進んでいった」
やれやれ、と筆者は思った。いつものモールだ。そこで筆者は、詳しい事情を聞こうとHarper氏に連絡を取った。
「私は100%確信があったわけではないけれど、列にいたほかの人たちが彼(Wozniak氏)だとはっきり言っていた」と、Harper氏はTwitterに書いてきた。「ついでに言えば、『Dancing with the Stars』(ダンス番組)に出たときより、体はかなり引き締まって見えた」
San Jose Mercury Newsによると2日午後6時、行列徹夜組の中にWozniak氏の姿が目撃されている。筆者はHarper氏もWozniak氏のように外で一夜を過ごしたのか尋ねてみた。だがHarper氏にそこまでの熱意はなかったようで、次のように書いてきた。「私たちは午前7時頃に駐車場に入ろうとしていた。そのとき、Wozniak氏が追い越していった。Segwayに乗って、勢いよく道路を横切った」
モールでWozniak氏を見かけた人々の反応の多くは「敬意に満ちた」ものだったとHarper氏は表現した。「サンフランシスコ一帯では誰もがWozniak氏を探している。イースターのウサギを探す子供たちみたいに」と、Harper氏は書いた。Wozniak氏が危険で悪質なドライバーではなかったことを、Harper氏は強調した(Segwayに乗っている人は「ドライバー」なのか「ライダー」なのか定かでないけれど)。
「はっきりさせておきたいのだけれど、Wozniak氏の『割り込み』は故意ではなかった。Segwayのスピードが速かった。モールと駐車場をつなぐ横断歩道をWozniak氏は走っていった」(Harper氏)
開店前にiPadを受け取って混乱を避けようとApple Storeと取り決めをしていた可能性がある、と憤りを覚える人もいるかもしれない。しかし、筆者がなおも不思議に思うのは、どうしてSteve Jobs氏がiPadを2台、昔のよしみでWozniak氏の自宅に送り届けなかったのかということだ。両氏は仲が良かったはずではないか。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」