あるユーザーがオンラインPCショップで購入した「Core i7」プロセッサが偽物であることが判明した後、Intelはその偽造品の出所について調査を開始した。
Intelが米国時間3月7日、声明書の中で述べたところによると、同社は「偽物の『i7-920』パッケージが市場に出回っている可能性」について報告を受け、現在、そうした偽造品がどこで、どれだけ売られているのかを解明すべく調査を行っているという。
「われわれが確認したサンプルは、Intel製品ではなく偽物だった」とIntelは話した。「偽造品を買ってしまった場合は、正規品と交換のため、購入店に連絡してもらいたい。購入店が交換に応じなかった場合は、地元の警察当局に連絡してほしい」(Intel)
Core i7はIntelの「Nehalem」テクノロジをベースとするPC向けハイエンドチップセットで、2008年末に発売された。
Nixと名乗るユーザーが2010年3月4日、HardOCPフォーラムで報告したところによると、彼はIntelのハイエンドチップセットのミッドレベルデスクトップモデルであるCore i7-920をオンラインストアのNeweggから注文し、「偽物のCPUと、ステッカーが貼られたヒートシンクとファンのプラスチックモールド」を受け取ったという。
その後、ほかの数人のHardOCPメンバーも同様の経験をしたと報告した。また、「YouTube」のユーザーの1人も、自分が受け取った偽物の動画を投稿した。
Neweggは5日、HardOCPに声明を送付し、この問題に関する社内調査によって、同社の古くからのディストリビューションパートナーの1社が「実際に機能する製品の代わりに、デモボックスをいくつか誤って出荷してしまった」ことが分かったと述べた。
ZDNet UKは現状に関してNeweggにコメントを求めたが、本校執筆時点ではまだ回答を得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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