MicrosoftとAmazonは米国時間2月22日、両社が特許クロスライセンス契約を締結したことを発表した。
同契約の一環として、AmazonはMicrosoftに一定の対価(金額は明かされていない)を支払うという。ただしそれ以上の詳細は両社とも開示しなかった。
今回の契約は、Amazonの製品「Kindle」と、同社によるLinuxベースサーバの使用を対象としたものだ。Microsoftは、以前から多くのLinux実装が同社の特許を侵害していると主張しており、Linuxベースのソフトウェアを販売する企業および自社のハードウェアにLinuxを使用している企業との間で、Linuxを対象とした多くのライセンス契約を締結してきた。
Microsoftは、2003年の終わりごろから知的財産ライセンスへの取り組みを強化し始め、Novellやサムスン電子、富士ゼロックスといった多くの企業と契約を締結した。
Microsoftの法務副責任者Horacio Gutierrez氏は、声明の中で次のように述べている。「今回Amazon.comとの間で特許ライセンス契約を締結できたことをうれしく思う。Microsoftの特許ポートフォリオはソフトウェア業界で最大かつ最強のものであり、この契約は、両社が相互に知的財産を尊重していること、そしてプロプライエタリソフトウェアであれオープンソースソフトウェアであれ、その知的財産の問題に関して現実的な解決策に達する能力があることを示すものだ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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