Amazon.comやNetflixを見ていると、このところ個人消費が縮小しているようには思えないだろう。
両社とも記録的なペースで顧客を獲得し続け、第3四半期(7-9月期)の利益と売上高を拡大させた。
Amazonが発表した第3四半期の純利益は1億9900万ドル(1株当たり45セント)で、前年同期の1億1800万ドル(同27セント)から68%増加した。
Amazonが米国時間10月22日に述べたところによると、売上高は54億5000万ドルで、前年同期の42億6000万ドルを28%上回ったという。
最高財務責任者(CFO)のTom Szkutak氏は同日、記者団との電話会議で、消費者がAmazonで買い物をし続けるのは、同社が低価格と豊富な品揃えを提供しているからだと述べた。Amazonによれば、第3四半期終了時における顧客アカウント数は9800万件で、前年同時期から17%増加したという。
書籍やCD、DVD、そのほかのメディアの全世界における売上高は、17%増加して29億3000万ドルに達した。一方で、電子機器とそのほかの雑貨の売上高は、44%拡大して23億6000万ドルに到達した。
そのほかにも、Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」が成長を牽引した。
「Kindleは販売台数と売上高の両方において最もよく売れたアイテムだった。われわれの電子機器ストアだけでなく、Amazon.com上のすべての製品カテゴリも含めて、最もよく売れたのだ」とAmazonの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏は声明で述べた。AmazonはKindleの具体的な売上高は明かさなかった。
現在の第4四半期の売上高について、Amazonは前年同期比21〜36%増の81億3000万〜91億3000万ドルと予測している。これは、アナリスト予測の81億1000万ドルを大きく上回っている。
Netflixの第3四半期における利益は3010万ドル(1株当たり利益は52セント)で、前年同期の2040万ドル(同33セント)から48%増加した。売上高は4億2310万ドルで、前年同期の3億4130万ドルを24%上回った。
アナリストらは1株当たり利益が46セント、売上高が4億2000万ドルと予測していた。
Netflixの第3四半期の好業績を主に牽引したのは、会員数の増加だった。第3四半期終了時におけるNetflixの会員数は約1111万人で、前年同時期の867万人から28%増加した。現在の全会員の98%に相当する1084万人は有料会員で、残りの2%は無料会員である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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