政府が計画していた「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の建設が白紙撤回される見通しが固まった。新内閣で文部科学大臣に就任した川端達夫氏がこのほど明らかにした。
国立メディア芸術総合センターは、麻生前内閣政権下で計画されていたもので、文科省では2009年度の補正予算で整備費117億円を計上。8月下旬には、有識者による設立準備委員会がセンターの基本構想をまとめ、年度内に着工し、2011年度の開館を予定していた。
民主党はこの建築計画について、「アニメの殿堂」「ハコモノ行政の無駄遣いの象徴」と批判。川端新文科相は、9月17日の記者会見で2009年度補正予算の見直し過程で、計画中止を正式に決定する方針を表明した。
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