アナリストの推定によると、「MacBook」ラインアップの値下げが、Appleにとって正しい決断だったことを証明されようとしているという。
Piper JaffrayのアナリストGene Munster氏は、Macの販売数は2008年と比べて数カ月間減少していたが、AppleはMacの6月出荷から再び軌道に乗ったようだと述べた。Piper Jaffrayは当初、Appleは6月締めである同社2009年第3四半期で、220万台のMacを販売すると予測していた。Munster氏はリポートで、Appleは13インチ「MacBook Pro」の在庫の維持に苦労しており、そのために「確信が増した」と述べている。
13インチのMacBookは、米国時間6月8日に開催されたAppleのWorldwide Developers Conference(WWDC)で13インチMacBook Proに名称が変更され、同時にAppleはMacノートブックラインアップの価格を引き下げ、最も安いMacBook Proである13インチモデルは1199ドルとなった。
Appleの計画が不十分であったためか、消費者が価格に触発されたためか、Appleのウェブサイトでは、13インチMacBook Proの構成の一部で、7〜10営業日での出荷予定となっている。
Munster氏は7月6日の調査リポートで、「われわれは製品のリードタイムを追跡しているが、その記録によると、Appleは最も売れ筋の13インチモデルで7〜10日の遅れが生じたことがなかった。最近の大きな遅れでも、2年以上前の5〜7日だ」と述べている。「これは、需要がAppleの製造予測を超えた兆候だと見ている。需要と供給のバランスが取れるのに数週間かかるだろう」(Munster氏)
また、同リポートによると、一部の直営店のApple Storeでも同モデルの在庫不足が発生しているという。
そのほかのPC業界と比べるとおだやかであったが、Macの販売は6月までゆるやかに低下していただけに、これはAppleにとって喜ばしいことだろう。Appleのデスクトップおよびノートブック製品の販売は、2月と4月に低下し、4月は前年同期と比べて約1.8%の低下となった。Munster氏は、6月の販売が集計されれば、Macの第3四半期の販売は実際に、1%増加しているだろうと見込んでいる。
Appleは7月21日に、2009年第3四半期決算を発表する予定となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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