東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクモバイルは6月30日より、携帯電話が障害児の生活や学習に活用された事例を研究する「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」を共同で開始する。東京大学先端科学技術研究センターでは、人間支援工学分野を研究している中邑賢龍氏の研究グループが参加する。
あきちゃんの魔法のポケットプロジェクトは、障害児の学習機会を増やし、社会参加を促進することを目的としている。研究結果は事例集としてまとめ、教育機関や障害児の親に対して携帯電話の有用性などを紹介する予定だ。事例調査を実施する教育機関は、香川県、和歌山県、山口県、愛媛県、北海道の障害者施設学校となる。
なお、プロジェクトの名前は、さまざまな機能やアプリケーションが詰まった携帯電話を「魔法のポケット」に例え、実在する人物から「あきちゃん」の名前を採用したという。
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