出版約100社が米グーグルの書籍全文検索の和解案を拒否--国内団体で3例目

 Googleの書籍全文検索サービスを巡る出版社との問題で、中小の出版社約100社で組織する、出版流通対策協議会(流対協)は、Google側が示した和解案を拒否することを発表した。

 同協会によると、和解案への拒否を示した声明文を5月18日付けでニューヨーク連邦地裁、Google、同サービスの提携図書館である慶應図書館に発送。Googleが示した和解案は、米国内の著作権者と販売者にしか妥当性がなく、それ以外の国の書籍を不当に差別したものだと糾弾し、和解案に参加しないことと、Googleからのあらゆる損害に対して賠償請求権を放棄しない姿勢を明確に宣言している。

 Googleの和解案に、日本国内の著作権者が団体で拒否を示したのは、日本文芸家協会日本ビジュアル著作権協会に次いで今回で3例目となる。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]