カリフォルニア州マウンテンビュー発--Google最高経営責任者(CEO)のEric Schmidt氏がGoogleとApple両社の取締役を務めている問題について、米連邦取引委員会(FTC)が利害対立の可能性を探るべく同社との話し合いを計画しているのは事実であると、Googleが認めた。
Schmidt氏の取締役会への参加について「FTCが目下、話し合いを検討中」であると、今週に入ってThe New York Timesが報じた。当のSchmidt氏を含むGoogle幹部とのミーティングの席上で、記者たちからの質問に対し、バイスプレジデント兼顧問弁護士のKent Walker氏は、(FTCの動きを)Googleも認識していることを認めた。
Googleの最高法務責任者(Chief Legal Officer:CLO)で企業開発担当シニアバイスプレジデントを務めるDavid Drummond氏は、Apple取締役会へのSchmidt氏の参加は問題でないとGoogleでは考えており、むしろ、社内では他社取締役会への参加を推奨していると述べた。
Schmidt氏は、Apple取締役会で「iPhone」のように、Googleと重なる事業領域が議題となる場合、議論を辞退していることを述べていた。もっとも、Apple内のほかの議論について議論を避けているのかという質問については、「記憶にある限りでは、そういうことはない」と回答している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」