米連邦取引委員会(FTC)は、GoogleとAppleの関係に癒着がないかを調査する意向を固めた、と一部で報じられた。
The New York Timesが米国時間5月4日に報じたところによると、GoogleおよびAppleは、Google最高経営責任者(CEO)のEric Schmidt氏と元Genentech CEOのArt Levinson氏がともに両社の取締役であるという事実について、独占禁止法に違反していないかFTCが調査を希望していることを通知されたという。The New York Timesは、このニュースを匿名の情報筋からの話と伝え、関係するFTC、Apple、Googleすべてがこの報道に対するコメントを避けたと述べている。
Schmidt氏のApple取締役会への参加は長い間、疑問視されており、特にGoogleが同社モバイルOS「Android」の発表に関する計画を明らかにしてからはそうであった。Schmidt氏は、Apple取締役会で「iPhone」が議題となる場合、出席を辞退していることを述べていた。しかし、クレイトン独占禁止法第8項は、企業間で同じ取締役と有することは、「競争を軽減する結果となる場合」には認めていない、とThe New York Timesは報じている。
Googleの歴史において現在、同社事業でAndroidの占める割合は小さいと考えると、両社の関係は明らかな違反とはならないだろう、と法律の専門家はThe New York Timesのインタビューで答えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」