The Wall Street Journal(WSJ)は米国時間4月2日、IBMはSun Microsystemsの買収価格を1株あたり9〜10ドルの範囲に下げたと報じた。またSunは、(買収をめぐり)独占禁止法違反の調査に直面しても交渉を継続することにIBMが同意することを条件に、引き下げに応じる意思があるようだという。
WSJによるとIBMは当初、買収価格を1株あたり10〜11ドルで検討していた。IBMはSunに対するデューディリジェンスを行うなかで、Sunの契約書に目を通し、利害が対立しないか最近まで詳しく調査していた。
Sunの株価は、IBMが2日に買収価格を引き下げてこれをSunが受け入れる姿勢であるとの一報を受けて前日終値から一時6.25%上昇し8.50ドルに達した。しかしそれからSunの株価は、交渉が依然として継続中で最終的に成立するかわからないという情報が伝わるにつれて落ち着いた。
Sunの株価は2日、前日比2.75%高の8.22ドルで取引を終えた。
3月にIBMが約65億ドルでSunを買収することに興味を示しているとの報道が出回るまでの5カ月間、Sunの株価は5ドルを下回ることが多く、低迷していた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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