Electronic Arts(EA)は米国時間2月3日、コスト削減に伴い従業員の約11%にあたる約1100人をレイオフする予定であることを明らかにした。
この削減は、同社第3四半期決算の発表の一部として明らかにされた。同社は2008年10月から一連の人員削減について言及にしており、この度の発表が最終的な形になる可能性がある。EAは当時、約6%の人員削減を予定していると述べていたが、12月には削減数を従業員の10%にあたる約1000人に拡大していた。
現在、世界最大手のビデオゲームパブリッシャーであるEAは、コスト削減の一環として12カ所の施設を閉鎖し、再編費用として6500万〜7500万ドルを計上する予定であると述べている。
同社は以前、レイオフと施設閉鎖を3月31日までに完了する計画だと述べていた。
全体として、EAは2010会計年度に約5億ドルの営業経費削減を見込んでいるという。
ビデオゲーム業界は全体として、その他大部分の業界よりも業績が良く、一部からは景気後退の影響を受けづらいと見られてきた。しかし、競争力を維持するため、ゲームビジネスを手がける企業の多くが組織の合理化を進めなければならないという点はほぼ疑いの余地はない。人員削減を進めるそのほかの企業としては、Microsoftが先ごろ発表した約5000人のレイオフの影響を受けるMicrosoft Game Studiosや、10月に従業員160人の約半数を削減したAvalanche Studiosが挙げられる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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