カリフォルニア州モフェットフィールド発--米航空宇宙局(NASA)の新規プロジェクト「Lunar Orbiter Image Recovery Project(LOIRP)」により、アポロ計画以来、月がどのように変化したのかを見ることが可能になるという。
このプロジェクトは、月から撮影したもの、月を撮影したものなど、NASAが42年間保存してきた画像を、無料で一般公開するというものだ。
多くの人々がこれらの画像に興味を示す一方で、米国時間11月13日に開かれたプロジェクト開始を祝うイベントで、NASAの職員は、過去40年以上の間に月の表面に起こった小さな変化を比較可能にすることは、科学的メリットを提供することになると説明した。
注目される画像は、1960年代に5機の月探索衛星「Lunar Orbiter」から撮影されたものだ。イメージは磁気テープ上に記録され、その後、分析のためフィルムに転写されている。
LOIRPは現在、当地にあるNASAエイムズ研究所を拠点としている。LOIRPはここで、Lunar Orbiterが撮影し、ジェット推進研究所に保管されている磁気テープ1500本のオリジナルアナログデータをデジタル形式に変換する作業に取り組んでいる。
NASAは画像の変換作業が終了した後、すべてのデータをデジタル形式で公開する計画だ。これにより、来るべき世代も閲覧できるようにする狙いだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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