「01010100 01110010 01101001 01110101 01101101 01110000 01101000」という最後のTwitterへの投稿がすべてを語っている。
バイナリに堪能でない人のために、この、米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「Phoenix」のTwitterアカウントからの投稿を変換すると、「triumph」(大成功)となる。
NASAによれば、同局の火星探査機であるPhoenixは5カ月以上の任務を遂行していたが、もはや同局がPhoenixからの通信を受信することはないという。このまったく予期されていなかったわけでもない出来事は、探査機の移動後に起きた。NASAは米国時間11月10日の報道発表で、「ロボットが着陸した北極地域の日照時間が季節変化のために減少し、十分な日光が太陽電池に当たっていないために、探査機の機器を動かすバッテリを充電するのに必要な電力が得られない」と述べた。
つまり、Phoenixはガス欠になったということだ。しかし、NASAによれば、今回の探査機プロジェクトでは期待以上の成果が得られたという。そのため、NASAは、このミッションは成功だと考えている(現時点で、ほかにどんなコメントが期待できるだろうか)。
また、日照不足とちりの多い空により、Phoenixのバッテリが充電できなくなったとしても、NASAは、探査機がいつの日か復活するかもしれないという望みを抱いている。
NASAは2007年8月4日にPhoenixを打ち上げ、Phoenixは2008年5月25日に「これまでの宇宙探査機が火星の地表に着陸した地点よりもはるか北に」着陸した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力