ロサンゼルス発--Microsoftは「Windows Vista」で、実際に出荷されたソフトウェアとは関係のないところで問題を抱えてしまった。
出荷されたソフトウェアそのもの以外に問題があったのである。2006年11月にVistaがリリースされるまでの数年間、Microsoftは何度も計画を変更した。それまであてにしてきた機能やリリース時期が変更されたため、ハードウェアメーカーやソフトウェアメーカーは無駄な時間や労力を使うことになってしまった。
MicrosoftのWindows Core Operating System部門でシニアバイスプレジデントを務めるJon DeVaan氏は、Windows Hardware Engineering Conference(WinHEC 2008)の講演で、出席したハードウェアメーカーに対し、Microsoftは約束した機能を搭載した製品を計画通りにリリースするという信頼を取り戻したいと述べた。
Microsoftは「Windows 7」について、多くのパートナーにとって準備作業が少ない製品になることを望んでいる。「Vistaに対応しているものは、Windows 7でも動作するようにしたい」と発言した。
Microsoftは起動時間やたくさんのウィンドウを開いたときのパフォーマンスなど、Vistaでの課題も修正する意向である。
また同社は、ソフトウェアを改善することにより、バッテリ寿命が延びると期待している。Windows 7はVistaと比較した場合、最低でもバッテリ寿命が20分延び、また最大の効果が得られれば、DVDが最大1時間再生可能になるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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