Microsoftは先週、新たな特許(米国特許番号第7437290号)を取得した。この特許技術を使うと、音声ストリームの中で、事前に定義した「不正な言葉」のリストに該当する言葉をビープ音で消せるという。
Ars Technicaは、同特許について、2004年の申請時と今回の取得時の二度に渡って報じているが、この技術は、みだらな言葉の検閲にも利用可能だが、恐らく中国などの政府は、「チベット」や「言論の自由」といった他の言葉の検閲にも利用したがるだろう、と指摘している。
またArsは、組織の結成をもくろむ反体制派にとっては携帯電話が重要なツールであることが分かっていることから、この技術は特に携帯電話への適用が有効だと述べている。
最近、Microsoftは特許を次々と取得しており、この特許はその最新のものにすぎない。同社はここ数年、それらの特許を積極的にライセンシングしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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