先週ニューヨークで開催されたWeb 2.0 Expoでは、パネリストと講演者の多くが、Twitterのメッセージを通じて質問を聴衆から受け付けていた。GoogleのTaliver Heath氏はこれをもう一歩進め、「Google Moderator」というアプリケーションを作り出した。同アプリケーションを使うことで、講演会や討論会の参加者が質問を投稿したり、答えてもらいたい質問に投票したりすることができるようになる。
Google Moderatorは当初、社内ツールとして使われていた。以前は、映画「ファインディング・ニモ」に登場する魚にちなんで「Dory」(ドリー)と呼ばれていた。同アプリケーションは最初、Googleのイベント「Google Tech Talk」の参加者を対象としていた。その後、同社のカリフォルニア州マウンテンビューにある本社での全社会議や講演などに拡大された。
Heath氏はブログ投稿で、「すべての質問のために時間を十分に持てたことは一度もなく、一番大事な質問が実際にされたかということも明らかになっていなかった」と述べている。「そして、こうした話し合いの多くは、マウンテンビュー以外のオフィスが主催しているので、各地に分散している聴衆が参加することはますます難しくなっていた」(Heath氏)
Googleは、「Google App Engine」プラットフォームの一部としてGoogle Moderatorを一般向けに無償でリリースしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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